臨床心理士[カウンセラーの資格]

◆臨床心理士とは
 臨床心理士とは、臨床心理学の知識や技術を用いて心理的な問題を取り扱う心の専門家のことです。
 心の問題に取り組む専門家の資格認定を行うために、心理臨床に関連のある16の学術団体(学会)の総意に基づいて、1988年(昭和63年)に「日本臨床心理士資格認定協会」が設立され、臨床心理士の資格認定が開始されました。
 日本臨床心理士資格認定協会は、1990年(平成2年)には、文部科学省から公益法人格をもつ財団法人として認められ、2007年現在、16,732名(医師440名を含む)の方々を認定し、文部科学省の実施するスクールカウンセラーの任用をはじめさまざまな領域で活躍しています。
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◆臨床心理士の活躍の場
 教育、医療・保健、福祉、司法・矯正、労働・産業の分野など多岐にわたっています。

◆受験資格
 下記の7種(イ)〜(ト)の受験資格基準いずれかに該当する者で、かつ、これらに関する所定の必要証明資料を提出できる者。
 (イ) 本協会が認可する第1種指定大学院(修了後の心理臨床経験不要)を修了し、受験資格取得のための所定条件を充足している者…「新1種指定校」という。
 (ロ) 本協会が認可する第1種指定大学院を修了し、修了後1年以上の心理臨床経験を含む受験資格取得のための所定条件を充足している者…「旧1種指定校」という。
 (ハ) 本協会が認可する第2種指定大学院を修了し、修了後1年以上の心理臨床経験を含む受験資格取得のための所定条件を充足している者…「新2種指定校」という。
 (ニ) 本協会が認可する第2種指定大学院を修了し、修了後2年以上の心理臨床経験を含む受験資格取得のための所定条件を充足している者…「旧2種指定校」という。
 (ホ) 学校教育法に基づく大学院において、臨床心理学又はそれに準ずる心理臨床に関する分野を専攻する専門職学位課程を修了した者・・・「専門職大学院」という。
 (ヘ) 諸外国で上記(イ)又は(ハ)のいずれかと同等以上の教育歴及び日本国内における2年以上の心理臨床経験を有する者。
 (ト) 医師免許取得者で、取得後2年以上の心理臨床経験を有する者。
 協会認定の臨床心理士指定大学院についてはこちら

◆資格審査の実施方法
 資格審査は毎年秋に1回実施されます。審査内容は、臨床心理士として必要な臨床心理査定、臨床心理面接、臨床心理的地域援助及びそれらの研究調査等に関する基礎的知識及び技能についてです。審査は以下の要領で実施されます。

1. 試験
 試験は、例年10月から12月にかけて以下の一次試験、二次試験に分れて行われます。
a.筆記試験(一次試験)
 筆記試験は100題の設問(多肢選択法、マークシート方式)、および定められた字数の範囲内で論述する小論文の2種の試験からなります。ただし、専門職学位課程修了者は、小論文は課しません。
b.口述面接試験(二次試験)
 口述面接試験は多肢選択法(マークシート)による筆記試験の成績が一定の水準に達している人に対してのみ行い、2名の面接委員により実施されます。

2.審 査
 上記審査は筆記試験(マークシート・小論文)および口述面接試験の結果を総合的に判断して行われます。

3.合格率
 毎年約3,000名が受験し、合格率は6割程度となっています。

◆資格更新の手続き
 臨床心理士には5年毎に資格更新が義務づけられています。
 この手続きは、資格の発効日から、5年ごとに行われます。具体的には、それぞれの5年を経過するまでに、下記の(1)〜(6)の研修等のうち(1)(2)のいずれかを含めた3項目以上にわたって参加(発表)し、計15ポイント以上を取得していなければなりません。
(1)本協会が主催する「臨床心理士のための研修会」「心の健康会議」等への参加
(2)日本臨床心理士会が主催する「全国大会」および地区または都道府県単位の当該臨床心理士会が主催して行う「研修会」等への参加
(3)本協会が認める関連学会での諸活動への参加
(4)本協会が認める臨床心理学に関するワークショップまたは研修会への参加
(5)本協会が認めるスーパーヴァイジー経験
(6)本協会が認める臨床心理学関係の研究論文の公刊及び著書の出版

◆資格認定団体
 財団法人 日本臨床心理士資格認定協会
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-40-14 山崎ビル7階
 TEL03-3817-0020 FAX03-3817-5858
 http://www.fjcbcp.or.jp/